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また、バスに乗せられて東へ行く。丘の向こうはほとんど隣国で、20年ほど前はそこに鋼鉄でできたカーテンがかかっていたので風通しが良くなかった。そのカーテンは資源価格が高騰した折に何者かが売り払ってしまった由。今、この村は、原油に頼らないでもやっていけるように色々思案中だ。 ヨーロッパがフィロキセラにやられたころ、新大陸のワイルドなブドウを持ってきて植えた。そしてそれでワインを造って消費していたのだが、品質がイマイチで評判が悪かった(女はヒステリー、男は精神病になると。すごい言われよう・・・)。結局、販売が禁止されたのを、わりと最近、復活させた。名前はウーフードラー。 崩れかけた古い砦に併設のレストランで味見をさせていただく。「ブドー酒」といった山梨トラディショナルな味がする。逆立ちしても世界ワインにはなれないだろう甘いのどごしが切ない。その後は皿に山盛りの肉、およびハーブ入り小麦粉の団子料理を食べ、 リンゴのデザートが入るか思案する内外は雷と大雨になった。辛抱強く待ったがやむ気配がなく、誰か私以外が出した「皆でロッキー・ホラー・ショーをする」提案は却下され、雨の中クルマまでダッシュしたのだった。 読んだ本は、図書館除籍資料 台湾の田舎で無理やり結婚させられた夫に性病をうつされ、うんざりして内地に逃げてきて、不倫→ボク様→酒乱と、どこに出しても恥ずかしくない立派なだめんずWalkerになってしまった、女流小説家の眞杉静枝の伝記小説でした。仕事に対して腹をくくるのがおくれるとみじめ&ドラッグはやっぱりマズい、ということを学びました。ただ武者小路実篤も、後の恋人2人も、今となってはイマイチ君なのでやっぱみる目がなかったのかも。小林多喜二が復活したから白樺派もいつか甦るのか? 眞杉さんも「インターナショナルを歌いながら武者小路を下駄でボコボコにした女」とかだったら(また別の)伝説になれたのに…。 |
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